简介
《翻面的黑猫》是知名漫画家高野文子首部短篇漫画集,原名《绝对安全剃刀》,曾获第十一届日本漫画家协会奖,共收录十七篇漫画作品,特别收录致中国读者寄语。
书中登场的有正值青春期的少年少女,搞怪的顽皮姐弟,也有充满奇思妙想的浮世绘风格作品。《1+1+1=0》中,因为爱爸爸还是爱妈妈更多而陷入纠结的小姑娘,细腻真实地展现出孩子的想象世界;《田边家的小鹤》中,患有阿尔茨海默症的奶奶举止像小孩子一样天真,其间却隐藏着对家人的真挚情感……
高野文子被誉为“漫画家中的漫画家,大师中的大师”,她用充满文学性的笔触打造虚实交织、充满梦幻的奇妙世界,被知名漫画家大友克洋、五十岚大介和松本大洋,以及知名导演是枝裕和力赞。
高野文子初の単行本。1977年から81年に発表された17の短編をまとめたもの。死を迎えた少女が観音とともに「祝い」の支度をする「ふとん」。「ただなんとなく」自殺を図る少年を描いた表題作の「絶対安全剃刀」。傍若無人な姉と賢い弟のシニカルなおとぎばなし「アネサとオジ」。「女の子」扱いされることに激しく反発する女子大生を描く「うしろあたま」。静かでありながら、ざわざわと心が揺れるような秀作が並ぶ。
特に強い印象を残すのは、「田辺のつる」(1980年)だ。老いて、気持ちが少女時代に戻ってしまった82歳の老女「田辺つる」を、高野はかわいらしいおかっぱ頭の少女の姿で描いてみせる。孫の部屋から追い出され、ドアの向こうから「こわいのー あけてー」と舌足らずな調子で許しを乞ううち、突然「あなた はやまったことしないでください 私達どうしたらいいんですか」「あけてください!」と不穏なセリフを放つ、つる。このシーンには閉じられたドアとセリフだけでつるの姿は描かれてはおらず、読者の頭には82年という重みを持った老女の存在が、ふいに生々しく浮かび上がる。
意外な場面を意外なアングルから切り取った独特の構図は、初期作品から見ることができる。人物などの絵柄は少女漫画風に細かく描きこまれたものと、少ない線ですっきりと描かれたものとが混在しており、作品ごとに印象は大きく異なる。高野作品のスタイルが確立される前の試行錯誤の様子がわかる、貴重な短編集だ。(門倉紫麻)