简介
気持ちの良い初夏の日。自転車で坂道をくだっていた大学生の久住春彦(猪塚健太)は、突然目の前に現れた木島理生(竹財輝之助)に衝突し、右腕を骨折する全治2カ月のけがを負わせてしまう。保険に入っておらず、すぐに治療費を払えそうにない春彦に、木島は、示談の条件として小説家である自分のところで口述筆記の代筆を提案する。
心底ほっとした春彦だったが、早速代筆の仕事を始めると、木島から発せられる言葉は聞き慣れないみだらなものだった。その言葉を原稿用紙にしたためながら、春彦はいつの間にか、木島の文章の世界観と声に酔いしれていく。